京友禅の伝統工芸士が洋服の為に反物から友禅染を施し、京都の専門の仕立て屋が一点一点、全て手作業でお仕立てしています。
日本の服飾文化において織物(生地)も反物の幅で織る織機から発達し、染の技術も反物を染めることで発達してきました。
そのため、京友禅の染料や、柄合わせは、着姿(出来上がりの製品)全体の柄で染めることができる反物(正絹)でしか表現できない織と染の技法なのです。
着物では絵羽付けと呼ばれるものがあり、振袖や訪問着、留袖などで、縫い合わせて一枚の絵になるように柄が描かれます。しかし洋服には、生地と縫製との一体化した文化がありません。そのため、着物用として染められた反物では、曲線や斜線の構成で作られる洋服の仕立てに合わないのです。
-Kusemono-は、 京友禅染めの美しさを洋服で表現するために、手間暇かかることは承知の上で洋服用として白生地反物から染め上げます。
だからこそ本物の手描き京友禅染の美しさを完全な形でお届けすることができます。